こんにちは。
先日、有名なYouTuberである中田敦彦さんがこんな動画をアップしていました。
登録者300万人のチャンネルですから、ご覧になった方も多いかと思います。
ネタになっている本は、「寄付をしてみようと思ったら読む本」で、著者は、あの渋沢栄一の子孫の人だとか。

その本によりますと、お金の使いかたには4つある、そうです。
それは、消費、貯蓄、寄付、そして投資、です。
しかし、私たちは基本的に二つしかお金の使いかたって教わってないですよね。
消費するか、貯蓄するか、です。
寄付すると、WE(わたしたち)、の概念が生まれるとのこと。
つまり、「他人事」が「じぶん事」になる、ということです。
これは投資についても言えること。「投資は寄付マインドの先にある行動だ」、と指摘しています。確かに株をかったら、その会社の業績とか株価が気になりますね。もう他人事ではないのです。
では、寄付はなんのためにするのか。
株なら高くなれば金儲けができますが、寄付をする対価はいったいなんなのか。
それは、「つながること」、だと。
「つながることで幸福感を得る、これは自然なことですよね」と動画の中で言及しています。
これは面白いですね。
理事長が日本の某NGOで働いていた時の経験とも重なります。
理事長はむかし、まだ内戦が終わったばかりのルワンダで、女性と子供ための識字教育プロジェクトをしていたことがあります。
その時に、たしか京都の小学校の先生だったと思うのですが、東京の団体本部事務所を通して、お手紙をもらったことがあります。
ありきたりの文房具の寄付の申し出だったと思うのですが、「物だけもらってはいおしまい」、ではつまらないと思ったので、お手紙を書いてください、とその先生にお願いしました。
先生の担任のクラスの子供たちから、私のプロジェクトのこどもたちへ、です。
たしか30人にも満たない数だったと思います。
それを私が英語に訳して、現地スタッフが英語から現地の言葉に訳して、識字教育のこどもたち一人一人に渡しました。そして、もらった文房具をつかって、京都の小学校の子達一人一人の名前あてに、ルワンダから返信を書いてもらいました。
理事長が現地で活動していたのは2年あまりですが、その間は、手紙のやりとりが続いていました。
結局そのプロジェクトはどうなったかというと。。。
日本政府からもらっていた補助金の不正使用がバレて、ルワンダ事務所自体が閉鎖ということになり、プロジェクトが強制終了となってしまいました笑。
念のため言っておきますが、理事長の懐に入れていたわけではないですよ。。。笑
といってもこれは20年以上前の話です・・・今のNGOの規制は厳しいので、そんなのことはできないと思いますが。。。

理事長のNPOがやっていることは、発展途上国の妊産婦や早産児のための医療活動です。
でも、その活動を通じて実現したいのは、日本にいる「私」や「あなた」と、アジアやアフリカにいる早産のこどもたちとその家族を「つなげてあげる」ことだと思っています。
そして、私たちは、自分の寄付したお金が、NPO団体の人件費とかで使われることがないような支援の仕組みをつくることを目指しています。
1対1の支援、自分の寄付したお金が何に使われたのか、すべて見える寄付の仕組み、その構築を現在しているところです。いままでは、事務手続きや手数料などの間接費用が高すぎて、実現不可能に思われていた支援の仕組みですが、ICTの組み合わせでかならず実現できると思っています。
まだ、雲を掴むような話ですが、近い将来みなさまにご披露できる日がくると思っています。
コメント