「すずめの戸締り」をみてきました。

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久しぶりに帰った日本で、一番下の息子(小6)と映画を観てきました。

「すずめの戸締り」

あの「君の名は」、「天気の子」の新海誠監督の最新作です。

内容は他の人の解説にお任せするとして、今回は、作中の登場人物のセリフについて。

「大事な仕事は人からは見えないほうがいいんだ」

これは、閉じ師である宗像草太のセリフです。

人間に災いをもたらす「ミミズ」を閉じ込めるため、開いてしまった扉を閉じるのが彼の家業です。この「ミミズ」が扉から出てしまい、人間界を覆ってしまうと、大地震が起こってしまいます。それを防ぐために、扉を閉じて各地を旅して回っているのが、このイケメン草太くんです。

物語では、主人公の鈴芽(すずめ)さんと一緒に、扉を閉めてまわる旅にでます。

ある街で、一緒に扉を閉じるのに成功したあと、すずめさんが、「私たちはすごく大事な仕事をしている」、と言った時にいった草太くんのセリフ。

「大事な仕事は人からは見えないほうがいいんだ」

途上国援助の業界にいますと、自分の仕事がいかに大事かをアピールすることがとても大切なように思えてしまいます。よく電車の中吊り広告で、泣いている女の子の写真をアップにして使っている国際系のNGOは特にそう。

自分の仕事が重要だと、人に知ってもらわないと寄付も集まらないから、しょうがないですけどね。

大事な仕事は人からは見えない。

寄付は多ければいいというわけではないでしょう。

必要なぶんだけあればいいのです。

寄付を多く集めればそれだけ大きな団体のように思えますが、それは人目につくからお金が集まるだけであって、もしかしたら大事な仕事をしているからではないのかもしれません。

だから自分としては、SNSで発信するのもいいですが、お金を出して広告まで使ってIGPCの活動を広めようとは思わないのです。

そのほかにもいろいろ考えさせる内容が多いこの作品。

おすすめの映画です。

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